コアスタッフが見たiOSDC Japan 2019 & コアスタッフの卒業 #iosdc #iwillblog

発表者の皆さま、参加者の皆さま、スポンサーの皆さま、そしてスタッフの皆さん、iOSDC Japan 2019お疲れさまでした!!

コアスタッフとして4回目のiOSDCでした。今年はトークもなく、純粋にスタッフとしてカンファレンスに関わっていました。

今年は、

  • 撮影スポット制作担当
  • Track E隊長(開催期間中)

の2つが担当でした。

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iOSDC2019_ライトモード撮影スポット

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iOSDC2019_ダークモード撮影スポット

タテ2m x ヨコ5m の撮影スポットを手動でダークモードに切り替えるという滑稽な演出、我ながらやってよかったと思いましたw

あらゆる面(お金、人)でコストが2倍にかかるのですが、こういうところにエネルギーを使うのがiOSDCらしくて良いな〜としみじみ感じました。

今年は初めて参加者が1,000人を超えるなど、本当に大きなカンファレンスになったんだな〜、と感慨深い年となりました(人数とか関係なく毎年感慨深さを感じてはいるのですが)。

スタッフとして最後のiOSDC

さて、完全に個人的なことなんですが、初開催の2016年から4年にわたって続けていたiOSDCのスタッフを今回で卒業することにしました。

去年くらいからEM(Engineering Manager)になりコードをあまり書かなくなったとか、引きづられてスタッフ業に時間をかけられなくなったとか、丸4年で一区切りとか、理由は色々あるのですが、一番大きいのは技術カンファレンスのスタッフをやっているのに自分がコードをほとんど書けていないことです。

なので、スタッフを卒業したら趣味プロジェクトや自分のプロダクトづくりをしていこうと思っています。iOSDCが終わってからは暇を見つけては数年前の趣味プロジェクトを開き、少しずつエラーを修正するリハビリをしていますw

一番最初のiOSDCの年、2016年は結婚したり転職したり引っ越ししたりといった感じでした。あまり趣味プロジェクトに割く時間を作れずにそのまま3年くらい経過してしまった、という感じです。

別に並行してやればいいじゃないかと思われるかもしれません。まぁでも結論としてできなかったんですよね。

それこそiOSDCは自分のプロダクトだと思って関わっていましたし、iOSDCも開催は9月のどこかで3日間だけではあるのですが、準備は年明け1月から始まります。常に忙しいわけではないのですが頭のなかにどこかしらiOSDCがあり、そういう状態を一度リセットして自分のやりたい、個人的なクリエイティブなことをやろう、と考えました(ダラダラするだけかもしれないけど)。

去年と一昨年の開催期間中は、副隊長やHQ担当として全体を見ていたこともありトークをほとんど聞くことができず、技術カンファレンスに参加したのかどうか自分でもよくわからない状態でした。

今年はTrack E担当として適度にトークを聞くことができ、またそれがとても楽しかったです。トークを聞きながら、やっぱり自分もあっち側に立てるように何か作ろう、という気持ちが固まりました。

4年間でできた強い文化

iOSDCへの思い入れはとても深く、いまのiOSDCの文化を作ることに貢献できたという自負もちょっぴりあったりします。毎年スピーカー・参加者の方が楽しみにしてくれるような仕掛けだったりネタをめちゃくちゃ考えて準備をしていました(今年のダークモードとか)。

オープニングムービーもそうです。

2016年

2017年

2018年

2019年

2016年, 2017年のオープニングムービーは僕が作りました(2018年と2019年はプロが作っています)。

2016年は初開催だったので素材となる写真もなければ、オープニングムービーをわざわざ作るカンファレンスもそこまでなく何を参考にしたら良いのか全然わかりませんでした。なので本当に構成を苦労して、ひねり出して作りました。

iOSDCのオープニングムービーは毎年必ず最後に「Enjoy iOSDC Japan 20xx」と表示されるのですが、これは2016年にひねり出した構成であり、メッセージです。

それがいまも生きていて、さらにはオープニングムービーを作ったことで、(なぜか)映像にこだわったりするiOSDCの文化形成に一翼を担えたのではないか、と。

あとはスタッフ全員、とにかく「みんなを楽しませよう」「最高のカンファレンスにしよう」という気持ちだけで動いています。動画制作だったり、カンファレンスアプリの実装だったり、ノベルティの制作だったり。

ほぼ全員エンジニアなので、普段は「電話なんか嫌だ〜」とか言っているはずなのに、ノベルティ制作のときはそんなことも厭わずちゃんと電話して業者と細かいスペックや納期を詰めたりしています。

「iOSDCだったらこれやるよね。でも、それはやらないよね」という明文化されてないんだけどコアとなるバリューを共有できる人たちがコアスタッフに集まっていて、それがこの4年間でできた強い文化だと思っています。

カンファレンス運営もそうですが、こういう人たちと一緒にプロダクト作りたいですよね。

"Please stay connected with us"

去年のiOSDCブログで、「いつか参加者として参加したい」 と書いていたのですが、来年はようやくその夢が叶います。

motokiee-blog.hatenablog.com

ただ、一度辞めるということが二度と戻れなくなることを意味しないとは思っています。もう一度やりたくなったら「スタッフ足りてます?やってもいいですか?」と長谷川さんに聞こうかなと。聞くだけかなと。

(※長々と書いていますが、別にスタッフの入れ替わりというのは珍しいことでもなんでもありません)

「Please stay connected with us」であり、間違いなくスタッフだけがコミュニティに貢献する方法ではないと思っています。

そういう意味では、せっかくクリエイティブなことをするためにスタッフを卒業するので、来年はなんかトークを話そう!という気持ちで溢れていたりします(これでCfP落選するところまでがネタ)。

Enjoy iOSDC Japan 2020(?)

思い出はたくさんあるのですが一つだけ上げろと言われたら、2016年の一番最初のiOSDCスタッフミーティングの時に「誰も来なかったら俺たちだけでもくもく会やろう」という長谷川さんの言葉だったりします。というわけで最初のスタッフミーティングの写真を貼っておきます。

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2016年1月19日 iOSDC一番最初のスタッフ会議

長谷川さん!もくもく会、もう杞憂になりましたね!

そんなわけで、来年のiOSDC Japan 2020(?)は純粋な参加者として楽しみにしています!